第23回全日本シングルスソフトテニス選手権大会 | |||
男子優勝 和歌山県庁 増田選手 女子優勝 ヨネックス 徳川選手 | |||
準優勝 NTT西日本広島 長江選手 | 3位NTT西日本広島 船水選手 早稲田大学 船水選手 | ||
準優勝 文大杉並高校林田選手 | 3位和歌山信愛高校 貝瀬選手 神戸松蔭女子学院大学志牟田選手 | ||
大会結果 男子 女子 | 準々決勝以下の詳細記録 男子 女子 |
第23回 全日本シングルス ソフトテニス選手権大会をふり返って
男子準決勝
1 早稲田大学 船水颯人 3−C 143 NTT西日本広島 長江光一
試合序盤は、要所でファーストサーブが入らなかった長江が苦戦。船水の緩急織り交ぜたストロークが冴え、ゲームカウントA−0で船水がリードする。3ゲーム目、長江の
スマッシュとファーストサーブが決まり、このゲームを取ると流れは長江に移り、船水のストロークが微妙にアウトし出すと続く4ゲーム5ゲームを連取して、ゲームカウント3対2で長江のリードなる。6ゲーム目長江のレシーブミス船水のカットが決まるなどして、このゲームを取り返しファイナルとなる。
ファイナルゲームは互いに譲らない展開でデュースとなり、どちらが勝ってもおかしくなかったが、船水のカットがネットとなり長江がアドバンテージ、強気の攻めでストーレトを抜き、ゲーセットとなる。
179 和歌山県庁 増田健人 C−0 287 NTT西日本広島 船水雄太
1ゲーム目、増田のファーストサーブ、ストロークが厳しいコースに決まり、ゲーム流れを作る。2ゲーム目も船水のサーブが安定せず、連続のダブルフォルト、増田の長短のストロークも冴え、このゲームも増田が取る。その後、船水が足の故障で一時タイムを取り、続く3ゲーム目、4ゲーム目も増田の安定したストロークとネットプレーが冴え、ゲームカウント4−0のストレート勝ちとなる。
女子準決勝
30 ヨネックス 徳川愛実 C−1 63 和歌山信愛高校 貝瀬ほのか
徳川選手の方が球質、重さが上回っており、またコースもするどく、メンタルも2ゲーム目が崩れたものの他は安定しており、ベテランの貫禄を感じた。
130 文大杉並高校 林田リコ C−0 197 神戸松蔭女子学院大学 志牟田智美
第2ゲーム、志牟田選手のサービスエースなどでジュースにもつれ込むものの、林田選手の左右に厳しく打ち分けるストロークが冴え、C−0で林田選手の圧勝。
男子決勝
143 NTT西日本広島 長江光一 3−C 179 和歌山県庁 増田健人
試合の前半は、全くの増田選手リードの展開で7ゲームカウント3−0となる。しかし、4ゲーム目から長江選手の反撃が始まり、4ゲーム目を接戦の末、粘って取ると一気に5、6ゲームを連取し、ファイナルゲームとなる。
ファイナルゲームは互いに譲らない展開となったが、カットを有効に使ってラリー戦を制した増田選手がリードを広げ、最後は増田選手のバックストレートが決まり増田選手が熱戦を制した。
長江選手は、巧みなボールコントロールで挽回し、終始粘り強く戦っていたが、最後に力尽きる形となった。
女子決勝
30 ヨネックス 徳川愛実 C−3 130 文大杉並高校 林田リコ
試合序盤は徳川選手の硬さが見られ、ミスがあったものの2ゲーム目以降、鋭いコースで林田選手のミスを誘い、3ゲームを連取した。
5ゲーム目、勝ちを意識したのか徳川選手のミスで林田選手が取る。
6ゲーム目、徳川選手がマッチポイントを握るも、林田選手のサーブ力で2本のマッチポイントをしのいだ。
ファイナルゲーム、林田選手が4−2とリードするもののファーストサーブが入らず、徳川選手が鋭いレシーブなどで4−4と追いつき、最後は徳川選手のクロスに鋭いストロークでゲームセット。最後まで安定した徳川選手のストロークが目立った試合であった。